美味しいラーメンを食べた話。
今回は、どさん子 大阪貝塚店(ラーメン屋)のご紹介。新型コロナ第4波の真っ只中の5月下旬にオープンしている。まだまだ新しいラーメン屋さん。
店舗は真新しいが、お店自体の歴史は50年と長い。全国にチェーン展開しているが、意外にも大阪では初出店とのこと。泉佐野で札幌ラーメンをいつでも堪能でき、食事の選択肢の幅が広がるのは個人的には喜ばしいことだ。
営業時間:昼 11:00-15:00 夜 17:00-22:00
営業日:毎日
場所:大阪府貝塚市脇浜4-4-8
電話:072-479-4079
webサイト:https://dskgroup.co.jp/
では、さっそく
◽️本格的な味噌が絶品!
「どさん子」は、本格味噌ラーメンがウリ。メニューには味噌ラーメンしかないが、味噌のバリエーションに富んでいる。
元祖と呼ばれている、「元祖ラーメン」と「味噌野菜ラーメン」、一手間かけている「赤練」「金練」「黒練」の5種類だ。5種類は色わけされているので、視覚的な印象でわかりやすい。これだけでも味噌ラーメンへの強いこだわりがおわかりだろう。
◆元祖(バターコーン)定番の「元祖」にバターコーンをトッピング。たっぷりのバターに、どっさりのコーンで、実に濃厚濃密な味噌ラーメンに。¥840なり。創業からの歴史の詰まった一杯だ。
◆金練進化を遂げている一杯。北海道産天然醸造の「生味噌」を使用。隠し味のニンニクをほのかに感じる。¥780なり。
◆黒練(叉焼)どさん子の新味と言われている魚介系味噌ラーメン。¥870なり。八丁味噌、九州麦味噌、北海道産赤味噌など複数の味噌を絶妙にブレンドした濃厚な一杯。
◽️味噌ラーメンを支える布陣
ラーメン屋とは思えない程の味噌の知識とそれを使いこなす力で極上スープをつくりだす。それを引き立てる盤石な布陣が、素敵なラーメンへと昇華させている。
◆極太ちぢれ麺この極太のちぢれ麺が、練り上げた味噌スープをたっぷり絡めて口に運んでくれる。相性抜群で、腹持ちも良い。プラス100円で麺大盛ができるのも嬉しい。
◆炙り叉焼(チャーシュー)チャーシューが個人的にはイチオシだ。大きさもあるが、何よりトロけるような柔らかさが目を引く。じっくり煮込んだあとに味噌を塗り、炙る。1枚120円の価値は十分にある。(ちなみに3枚で310円)
◆炒飯や餃子オイリーでパラパラの炒飯は味噌ラーメンによく合い、鹿児島県産の黒豚を使った餃子もジューシーで、永遠のラーメンの相棒として高パフォーマンスを発揮している。
セットメニューもあるので、ガッツリ食べたい時にも心強い。
◽️こだわりの原点
チェーン店とは思えないラーメンのクオリティで、こだわりの密度も濃厚だ。そんな「どさん子」は、昭和36年創業で、餃子飯店「つたや」として始まった。創業者の青池保さんは「おもてなしの心を大切に 心温まる一杯をお客様にお届けすること」をモットーにし、その想いは引き継がれている。
泉佐野にオープンさせたこの場所は、2度続けてラーメン屋が潰れている鬼門の場所だが、今回はそのような心配は微塵も感じない。創業当初の「つたや」の文字がどんぶりに。初心を大切にしている証である。
機会があれば是非一度お試しアレ!