大阪に来てからというもの、粉モノ文化を堪能している。あちらこちらに、たこ焼き屋やらお好み焼き屋やらがあるから。
様々なたこ焼きを食べてきたが、その中でも群を抜いて美味いと思ったお店がこちらだ。
たこ焼き屋の「まんまる」だ。鶴原駅近くの裏路地にひっそりとたたずむ、何かを秘めてるようなそんな雰囲気で。
ちょっとわかりにくいが、このあたりだ。夜は、真っ暗な通りになるが、そのぶん、ちょうちんの灯りが目立つのでわかりやすくなる。
基本的には夜の営業だ。夕方から22時頃まで。昼は、土日にたまにやっているぐらいだ。
たこ焼きは、こんな感じで焼いていく。この「まんまる」のたこ焼きは、都度たこ焼きの素を足していきながら完成形までもっていく。それ故に、独特の柔らかさが出せているのかもしれない。
柔らかさ加減が、他のたこ焼きに比べて群を抜いているのだ、そう抜群なのだ。
今回オーダーしたのが、こちら。
その名も「まんまる焼き」で、大きめサイズのたこ焼きの下にはタマゴが敷かれ、上からは濃厚チーズがかけられる。これで500円。ビールがどんどん進む。
そう、この店のさらに良い点は、店内（カウンターのみ、７席ほど）でたこ焼きが食べれ、アルコールも摂れるのだ。狭くて多少の雑多感がある店内に、僕は何故か惹かれる。たこ焼きバーと言っても過言ではないかもしれない。
たこ焼きにメニューは充実の一途だし、一品メニューも最低限はある。お酒もこれだけあれば十分だ。
だんじりをこよなく愛する人の良さそうなオジさんが、一人で店を切り盛りしている。高校生くらいから焼き始めたというたこ焼きには、愛情が注がれ、工夫が凝らされ、長年時間をかけたからこその何かが含まれているように感じる。
息子さんにも既に伝授したとのこと。こういった方々の存在が、大阪の粉モノ文化を支えているのかもしれない。
是非お試しアレ！
ちなみに、たこ焼きがあまりに美味しいもんだから、翌朝食用に持ち帰りもした。翌朝レンジでチンすると、あの柔らかさを伴った美味さがにゅっとまた顔を出す。焼きたてじゃなくても美味いのだ。
