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約5年の大阪は泉佐野の生活を経て、次は川崎は溝の口。美味しいものをお伝えできれば。

本格チキンカレーを作りながら、「料理ができる」とはどういうことか?を考えてみた。

ここ最近は、外食できないストレスを、料理をすることで、少しは解消しているように感じている。

GW期間中は、朝、昼、晩の食事は基本、僕と娘でこしらえる。

僕は決して料理ができる人間ではないのだが、スマホを片手にすれば、包丁を動かせ、フライパンをまわせ、調味料を振りながら、何とか食事をこしらえることができる。あるいは、それは、側から見れば、料理をしているように見えるかもしれない。

レシピを見ながら必要な材料を、娘と一緒にスーパーで買い物をしてきた後に、妻は「食事ごとに、食材を買ってきてたら自炊の意味なし」とつぶやいていた。

その一言で、ハッと我にかえる─。

「料理ができる」というのは、食材の魅力を引き出せたり、味付けが上手だったり、盛り付けで魅せれたり、そんなことではないのだ。

実際的な意味で「料理ができる」というのは、今冷蔵庫にある材料で何が作れるかをどれだけ想像できるかであったり、そこで足りないモノだけをシンプルに買いに行けるかであったりするのかもしれない。

誰かが言っていた。「料理ができる」と「毎日食事の用意ができる」は、天と地のほどの差があると。「銃は扱える」と「戦場に送り込まれても戦果をあげられる」くらいに違うだろうと。

 

さて、前置きが長くなったが「銃は扱える」という意味合いで、今回は 本格チキンカレー のご紹介。

f:id:shogot1978:20200504101627j:imageこんなのができるんです。

 

以前にも、チキンカレーの紹介をしている。こちらだ↓

https://www.shogots1978.com/entry/2018/07/30/172233

f:id:shogot1978:20200504102150j:image

このレシピはインドから来た人が日本人の口に合うようにアレンジしたチキンティッカマサラカレーだ。まさに本場と言えば本場だ。

 

今回使ったレシピはこちら↓

https://note.com/travelingfoodlab/n/n9a52776829cc

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日本人がつくる、インド風と日本風のちょうど中間ぐらいだという。

このレシピを載せてみたのは、とにかく時間がかかるレシピであるから。じっくりと時間をかけて料理をするなんて、自粛期間にぴったりだ。

 

必要な材料や、作り方は、上記サイトを確認して頂き、ここでは時間のかかる工程をピックアップしておく。

・鶏肉をヨーグルトに浸ける 1時間

・玉ねぎを炒める 45分間

・全部入れて煮込む 45分間

・仕上げでガラムマサラを投入後さらに煮込む 10分間

これだけでも3時間くらいかかる。どれも大切な工程で、時間と引き換えに美味しさを得ているのだ。

この間に、料理の進捗をじっくりと観察してみても良いし、料理をしながら考え事をしてみても良い。

 

僕はこの待ち時間で、「料理ができる」ってどういうことか?を考え、「銃を扱える」までになった。それくらいの考え事をするのに、本格チキンカレーをつくるにはちょうど良い時間だ。

f:id:shogot1978:20200504193531j:image作り中。

 

 

最近は便利になり過ぎている。クックパッドが登場して以来、料理のレシピの数は、それこそ天文学的数字になった。

メジャーな料理になればなるほどレシピ数は増える。ヒトの性格の数だけありそうだ。

サイト内で探すというより、料理名で探すみたいな感じだ。気に入りそうなレシピにありつくまでが大変になってきている。

だから、料理をしてみて、良かったレシピをきちんと評価するのは、重要なことなのかもしれない。

 

チキンカレー、是非お試しアレ!

「カレーのルーを使わず、スパイスだけで昨日カレーをつくったよ」なんてセリフを涼しい顔をして言えたら格好良くない?!